直近3日間ほど、ナゴヤ球場に隣接するウエートトレーニングルームで”改造作業”が行われていた。部屋の一部の壁を取り壊し、新しい壁が完成したのだ。

「トレーニング仕様の壁に生まれ変わりましたよ」と教えてくれたのは、選手寮「昇竜館」の北野勝則副館長。と言うのも、これまで壁の素材は一般的な住宅で取り入れられている石こうボードだったが、メディシンボールなどをぶつける衝撃で穴ができていた。取り壊しを敢行し、木材を重ねた頑丈な壁ができあがったそうだ。

アスリートのトレーニング方法も多種多様化するなか、新しい壁には専用器具を付ければボルダリングもできるそうな…。丈夫に生まれ変わった壁が選手の強靭（きょうじん）な体づくりに一役買ってくれるはずだ。

土屋　あいり