日本代表の14年ぶりの王座奪還で幕を閉じたWBC。本大会では、大塚晶文投手コーチの息子で昨年からフィリーズの国際スカウトを務める虎之介さんも奮闘していた。

メジャーのスカウトが侍ジャパンに熱視線を送るなか、東京ドームで行われた1次ラウンドでは、虎之介さんも球団に提出するリポートをひたすら書いていたという。

虎之介さんは米国で育ち、サンディエゴ大からメジャーを目指すもドラフト指名されず。昨季日本の独立リーグでプレーした後に現役引退し、スカウトに転身した。

父親は2006年の第1回大会で胴上げ選手になった。17年の月日が経ち、今度は息子がスカウトとして携わった。親子2代の活躍に「本当は選手として出てほしかったですが…メジャーリーグに携われるのは素晴らしいことだと思います」と父親の表情を見せた大塚コーチ。虎之介さんのさらなる活躍に期待です。

土屋　あいり