多治見ぶらり散歩Part2 広小路界隈(広小路、日ノ出町、末広町、錦町、御幸町)
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- 2018年08月16日(木)
- ぶらり散歩
探検気分でウォーキング
多治見でもなじみの深い広小路、日ノ出町、末広町、錦町、御幸町。見慣れた町並みのはずなのに、散歩で見る町並みは車で通り過ぎる時とは異なることに気付くことでしょう。 銀座商店街は、県内でもわずかになってしまったアーケードが残されています。商店街の中央あたりには「多治見国長公遺址」があり、この地を治めていた多治見国長の邸宅はここから縦横100mもの大きさであったといわれています。 商店街につきものといえば、八百屋さん。昔ながらの八百屋さんは市内でも珍しくなりましたが、銀座商店街にある八百屋さん「安藤商店」さんは、新鮮な野菜はもちろん、魚もお薦め。市場で仕入れてくる鮮魚が並んでいます。アーケード内に響く威勢のいい声に、地元のお客さんも引き寄せられます。店内で焼いている焼き芋はしっとりとしていてトロトロのなめらかな食感!ぜひ、食べてみてください。 末広町や広小路の路地に足を踏み込めば、昭和のレトロな雰囲気に包まれます。今ではあまり見かけない長屋、立ち飲み屋などがある懐かしさいっぱいの道。のんびり昼寝をしている猫もいます。 広小路にある手打ちうどん やまだはうどん一筋48年。ご主人と奥さんのお二人でお店を切り盛りされていて、お客様との会話やご要望に応えられるお店作りを心掛けているそうです。 やまだの横の細い道を新羅神社の方へ歩いていくと、「多治見温泉」の看板を発見!今はもう廃業されていますが、男湯、女湯の入り口が分かれている建物が時代を感じさせます。新羅神社裏手の入り口付近にある「馬車止」と書かれた石柱を見ながら、その先の森を抜け「新羅神社」へと進みます。古くより厄除け、災禍除にご利益があるといわれ、延命長寿、安産祈願、家庭円満の神社として地元の方々に信仰されています。 南の方に進むと「西浦庭園」が見えてきます。明治13年に明治天皇が伊勢への巡幸の途中、西浦家にお泊りになった行在所後です。大正時代末からこの行在所後の保存運動がおこり、聖跡保存会が設立されました。現在も、西浦庭園保存会の皆さんが管理しています。 今もなお、明治から大正、昭和へかけた繁栄の残り香を残す昔ながらの町並みに、想いを馳せながら散歩してみてみてはいかがでしょう。ペンネーム にゃん太
ライター、多治見市出身。自分には、地元愛が足りないと思い続け、1年ほど前に地元紙で仕事をすれば何かが変わるのではと思い、マイタウンとうとの門をたたき、先輩方に𠮟咤激励されながら奮闘しています。最近では、様々な思いの「熱い人たち」にお話を伺える機会に恵まれそれが栄養素となり、私の地元愛?も少しづつ成長しています。趣味はスポーツ観戦と映画鑑賞。自分では体を動かさないので、その分選手を応援してスポーツした気分を味わっています。映画はジャンル問わず、手当たり次第に手を付け、至極の一本を探しています。