14日まで行われたヤクルト3連戦（神宮）。練習前に、三塁コーチャーを務める大西外野守備走塁コーチが右肩を気にしていた。聞くと、二走を本塁へ突っ込ませる際、「思い切り回しすぎて痛めてもうた」とのことだった。

よく見ているファンにはお気づきの方もいるかもしれない。回し方が最近、若干、優しい。回した腕でつくる円の半径が小さい。ニュアンスも、グルグルからクルクルに変わっている。

「もともと痛めとったところでもあるんやわ。まあ、別にどうっちゅうことはない。ガンガン回していくで」と気合を入れていた。

チーム状況は苦しい。クルクル回す回数が多いほど、得点は入る。同コーチが肩を治すスピードが遅ければ、得点力が上がった証拠。大西さん、すみません。しばらく痛いままでお願いします。

川本　光憲