初出場のオールスターを終え、練習を再開した小笠原。ホームランダービーに出場した細川のため、2日連続で買って出た打撃投手を苦笑いで振り返った。19日は決勝進出をアシストしたが、20日の決勝は被弾ゼロ。「3万人がボールだけに注目するあの難しさは、言葉じゃ表現できないです。天職ってあるんですね」と語り、チームのスタッフに敬意を込めるように大声であいさつしていた。

ちなみに、細川からは「気にしないでください」と声をかけられたとか。左腕は「（優勝賞金の）100万円分、細川にごちそうして打ってもらえばWin-Winです」と豪快に前向きに締めた。ちょっぴり苦い結末の経験も、打撃投手をはじめとした裏方さんや細川との絆につながれば、今後に生きてくること間違いなしだ。

志村　拓