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多治見市文化財保護センター企画展
「長福寺展」と講演会

    • 2023年08月16日(水)
    • イベント

鎌倉時代の多治見に迫る

多治見市文化財保護センターにおいて、青龍山長福寺(弁天町)の宝物を展示する「長福寺展」が開催されています。

メインは令和2年に発見され、先日修理が完成した全長6.5メートルの巻物。正安3年(1301)ごろに書かれた寄付帳であることが分かり、市内で発見されている文書としては最古。同センター学芸員の岩井美和さんは、「地名や人名がたくさん登場し、当時から大勢の人々が暮らしていたことが分かる」と話します。

長福寺文書
「美濃国池田御厨某寺奉加帳」(部分)

8月26日には、発見者である福島金治さん(愛知学院大学文学部教授)の講演会が開催され、資料から読み解く当時の住民についてのお話が聞けます。

その他、大日如来坐像(市有形文化財)など約30点が展示。住職の良盛快正さんは、「長い歴史を持つ長福寺は、地域住民の心の拠り所、祈りの場であった。それを少しでも感じられるよう、たくさんの人に足を運んでほしい」と呼び掛けます。

会期
2023年7月24日(月)~12月22日(金)
休館日
土、日、祝日
特別会館
9月2日(土)、11月12日(日)
開館時間
9:00~17:00(最終入館16:30)
場所
多治見市文化財保護センター
住所
多治見市旭ヶ丘10-6-26
入館料
無料

講演会 長福寺文書「美濃国池田御厨某寺奉加帳」―その性格と多治見地域の人々―

日時
2023年8月26日(土)14:00~15:30
場所
ヤマカまなびパーク7F 多目的ホール
住所
多治見市豊岡町1-55
定員
200名
※事前予約不要
料金
無料

【本記事の問い合わせ先】
多治見市文化財保護センター
0572(25)8633