政府が発表する春の叙勲で、長年にわたり、国勢調査などの公的な調査に従事してきた功績が称えられ、瑞宝単光章・統計調査功労が授与されました。「続けてこられたのは家族の支えがあったから。感謝しています」と喜びます

1985年、友人の勧めで精華校区の統計調査員に登録。その後、総務庁や経済産業省、県からの要請で、8回の国勢調査や27回の工業統計調査など、多岐にわたる調査に尽力。夜に出向くときは、家事など家族のサポートなしではできなかったと振り返ります。

「長年続けていると、挨拶を交わす顔見知りが増えました。それによって日々の暮らしの知恵を得られることもありました」と笑います。

今はインターネットの普及で回答率が上がり、回収の件数も減ったそう。「でもまだ調査員は必要。これからも体が元気なうちは続けていきたい」と話しました。