【レポート】多治見市内唯一の岐阜県指定 諏訪町「小木棒の手」
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- 2023年11月28日(火)
- イベント
岐阜県多治見市諏訪町の民俗芸能「小木棒の手(おぎぼうのて)(無二(むに)流)」が、2023年10月15日に諏訪神社の奉納行事として行われました。
木曽義仲の家臣・今井四郎兼平がこの地に移り住み、武技として伝えられたといわれ、市内では唯一、岐阜県重要無形民俗文化財に指定されています。保存会会長の河地忠雄さんは、「かつて区長だった今井輝男さんが棒の手を熱心に普及しました。何とか存続して、町を活性化していきたい」と話します。
8~67歳までの21人が出演、真剣、鎌、やり、傘、なべぶたなどを持って2人から4人で組となり、「イヤートウー」と声を出しながら対決、鎌を振り回したり、背中合わせで回転するなど迫力があります。
今回2回目の今井咲綾(さや)さん(池田小2年)は、「家を出る前から緊張してた」と話し、一緒に組んだ天野聖也さん(同3年)は、「咲綾ちゃん、大丈夫だよ」と声を掛けて支えました。急に降り出した雨の中での餅まきも笑顔いっぱいでした。
「みんな声が出ていて良かった」と話す河地さん
左から今井咲綾さんと天野聖也さん
(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。