マイティラインとは

目の前の大男に見覚えがあった。韓国人捕手で…

    • 2024年02月22日(木)
    • ドラ番記者プラール

目の前の大男に見覚えがあった。韓国人捕手で肩が強烈に強くて、座ったまま二塁送球する、あ、あ、あ誰だっけ…。

アグレ北谷から屋内運動場へ歩いているときだった。名前が出てこないストレスを抱えて困っていた。助けてくれたのは小田バッテリーコーチだった。

「趙寅成(チョ・インソン)だよ。オレ、知り合いなんだ」。2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表で、現在は母国・斗山ベアーズの2軍コーチ。キャンプ地の宮古島で指導に当たっている。休日を利用して日帰りで那覇、北谷を訪れていた。旧知の巨人・阿部監督に那覇で、小田コーチには北谷で会った。

「私のこと、分かる?」。聞かれた記者は両膝を地面につけて、二塁送球する格好をみせた。「そうです!」。日本語をしゃべり、笑顔を浮かべてくれた。斗山ベアーズ、こっそり応援しようかな。

川本 光憲