「ありがとう畑」の採れたて野菜を食卓へ りかちゃん農園
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- 2024年05月25日(土)
- 新名物
近所の人が散歩で訪れる「りかちゃん農園」(岐阜県多治見市高根町)には、小さくて珍しい野菜が並びます。大きな野菜は小分けにして保存しているうちにどうしても傷んでしまったり、芯が食べられなかったり。「新鮮で美味しい野菜を食べてほしい」という思いから、食べ切れるミニ品種を多く扱います。
営業中はのれんが目印
数年前まで自宅の庭で野菜を育てるだけだったという土屋学(がく)さん(54)と利佳さん(53)が農園を始めたのは約3年前。利佳さんがコロナ禍ですっかり滅入ってしまっていた頃、以前「土壌を改良した畑の野菜を食べて元気になった」と話していた近所の人にフラッと会いに行き、そのつてで土地を借り、野菜を育てることに。当初は160種類ほどの野菜を作りましたが、今年は味にこだわり厳選していくそうです。
話すことがとにかく大好きな利佳さん。旬の野菜や美味しい食べ方など話が弾みます。
話す相手はは人だけではありません。畝を作るときも、水をやるときも、草や枯れた葉っぱをとるときも、土や野菜、全てのものに「ありがとう」と声を掛けます。声を掛けることで、蝶々が飛んできた、風が吹いてきたという新たな気付きができ、それにまた感謝するそう。
畑を始めた当初、販売の予定はありませんでしたが、畑を始めてみてこの辺りを散歩する人が多いことに気が付きました。「コロナの頃は特に、どこにも行くところがなくなってしまって。覗くだけでもちょっとした楽しみになるかなって。」と毎週末、かわいい野菜とともにお待ちしています。
あっという間に売れていきますのでお早めにどうぞ。
- 場所
- りかちゃん農園(JR太多線根本駅前)
- 営業日時
- 土・日曜日のみ ※9:30頃〜なくなり次第終了
- @rikachan_farm
(Hasabe Yuko)
月刊紙『マイタウンとうと』ライター。新潟県出身。「過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる」をモットーに、過去についてくよくよせず、人の文句は言わないように、前だけ向いて生きています。2019年に縁あって多治見市民に。多治見の魅力に触れながら、これからどんな人に出会い、自分がどう変わっていくか、ワクワクが止まりません!