自然薯と四季折々の料理
みくに茶屋
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- 2024年05月31日(金)
- グルメレポート
天然の自然薯料理が年中味わえるみくに茶屋。手作りのとろろ汁が楽しめます。
場所
背後には三国山がそびえる、国道363号線沿いを走った先にお店があります。自然豊かな場所で、土岐市、多治見市、瀬戸市、豊田市の境にもあることから、ドライブ、ツーリングなどを楽しむ方も多く訪れる場所。「天然じねんじょ」「田楽」「山菜料理」ののぼりが目印です。
外観・雰囲気
入り口では「まさこさんの手づくり商店」が出迎えます。ここではあまご塩焼や五平もち、ラベンダースカッシュなど、テイクアウト用の料理が購入できます。特に五平もちは自然薯と並ぶほど人気のある商品なので、お土産におすすめ。脇の階段を登ると店内入り口が見えてきます。
木のぬくもりがある開放的な店内。どこか実家に帰ってきたような、ほっと癒される空間が広がります。カラフルなランプシェードは辰巳さんの手づくりです。
「ガッ、ガッ、ガッ」と聞こえてくるのは自然薯をすり鉢で擦っている音。みくに茶屋では年間1トンもの自然薯が店内で擦られており、手作りのとろろ汁は訪れた人々の舌をうならせます。自然薯は土質によって粘り気が変化するそう。一つの土地で採れるものだけを使うと味にばらつきが出てしまうため、全国各地の自然薯を取り寄せ、年中満遍なく同じ味が食べられるよう工夫されています。
私の選んだメニュー
最後に食べたのは小学生の頃だったくらい、なかなか天然の自然薯を食べる機会は多くありません。久しぶりにどんな感じなんだろうとワクワクしながら「じねんじょ定食」を注文しました。口に入れた瞬間、ふわっと広がる自然薯の香り。くせが少なく、お出汁の旨味が絡み合うとろろ汁はご飯との相性抜群!とっても美味しくいただきました。じねんじょ定食にはとろろ汁、ごはん、煮物、漬物、小鉢がついています。
また春は山菜、夏はアユ、秋冬はきのこなど、季節の料理が食べられるのも人気の秘訣。スーパーでは買えない「天然の味」を求め、県外からも多くのリピーターが訪れます。
お店のおすすめ
「じねんじょの刺身」は擦り下ろしたての自然薯が海苔に包まれており、わさび醤油につけて食べられる珍しいメニューです。栽培で作られた自然薯では難しく、天然の自然薯のみ食べることができる贅沢な一品。お餅かと思うほどの粘り気と自然薯の土臭さが感じられ、じねんじょ定食のとろろ汁とは全く違う味わいが楽しめます。
まとめ
実は開店当初は喫茶店からスタートしたみくに茶屋。コーヒーから自然薯への大幅な転身。会社員出身で飲食店経験がなかった店主の河合昌子さんは固定概念にとらわれず、いつも自由な発想でお店を経営してきました。「とにかく好奇心が強かった。やってみなきゃ分からん。これからは大きく変えることなく、この味を守り続けたい」と話します。
左から店主昌子さん、陽子さん、辰巳さん、隆さん
- 住所
- 岐阜県土岐市鶴里町柿野3038-1
- 営業時間
- 10:00〜16:00
※当日分の自然薯がなくなり次第終了 - 定休日
- 金曜日、第1・第3木曜日
- 駐車場
- 有
- 電話
- 0572-52-3374
- 公式Instagram
- @mikunichaya
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月刊紙『マイタウンとうと』ライター。大学時代、中国留学をきっかけに異文化に触れる楽しさに目覚め、海外旅行が人生最大の楽しみになりました。しかし必ずと言っていいほどトラブルに見舞われ、バラエティ豊富すぎる経験から、ちょっとやそっとのトラブルでは動じない精神力が鍛え上げられました。異国の地でも生きて帰ってきてはいるので、人生なんとかなるということです。
さあ、次はどんなネタが増えるでしょうか…