市の自然と生き物が学べる施設・多治見市土岐川観察館の館長に2024年４月、新しく就任した加藤泰治さん（61）は元市職員。3月末に定年退職し、新しいことをやってみたいという思いとご縁から新館長に。市の職員時代に関連の仕事をしていたという訳でもなく、「魚を釣ったりはしますが、生態がどうという専門知識はないんです」と笑います。

「不安もありましたが、考え方を変えて、行政の経験を生かして運営をしつつ、人材育成に励もうと」と話し、就任後は、知識や経験が豊富なサポーターに強く支えてもらっているそう。

「私が小さいときは、製陶工場の排水で土岐川は真っ白だったんです。今はきれいな水流に。今後はこれを守っていくのが私たちの役割」と意気込みます。

先日、幼稚園児と一緒に稚鮎の放流に。「子どもたちの生き生きした姿から元気をもらいました」と話す加藤さんも生き生き、今日も学習や講座に駆け回ります。

多治見市土岐川観察館公式ホームページ