20日の巨人戦（バンテリンドームナゴヤ）で球速156キロを計測した勝野。自己最速を更新する158キロをマークしたシーズ序盤の球威をほうふつとさせる投球には大塚コーチからの助言があったという。

「ここ最近は練習で腹式呼吸を取り入れているんですよ。それが投球にいい影響を与えていると思います」

きっかけは「腹式呼吸を取り入れてみたらどう？」という大塚コーチの助言だった。アップの前にバランスボールを脚に挟んでゆっくり息を吸ったり吐いたりするメニューなどを何種類もこなす。口に風船をくわえて膨らませながら、おなかから呼吸できているかを確認しているのだとか。

「腹式呼吸をするときにはハムストリングや内転筋なども意識しています。体も心も整います」と、心身ともに効果を感じている。球宴休み明けの後半戦でも快速球を投げてくれそうだ。

谷　大平