日本ガラス工芸協会創立50周年『現代ガラスアート展』【ガレリア織部】
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- 2024年08月28日(水)
- イベント
CONTEMPORARY GLASS ART EXHIBITION
日本ガラス工芸協会は昨年、創立50周年を迎え、ガラス工芸協会のご協力により創立50周年記念展をガレリア織部で開催していただきました。
昨年に続き、日本を代表するガラスのアーティスト集団、ガラス工芸協会の作家14 名による第2回「現代ガラスアート展」を開催の運びとなりました。
各作家の独自の技法、多彩な表現と技法の共演を一堂に介する展示会となっております。ぜひこの機会にご高覧下さい。
プロフィール
■上島 あい子
略歴
1977 武蔵野美術短期大学工芸デザイン科卒業
1988 ARTE EM VIDORO (サンパウロ美術館)
1990 ’90日本のガラス展/ブリヂストン美術館賞
2001 GLASS ART 2001(和光ホール)(’04,’07,’10)
2003 日本の現代ガラス展(ガラスピラミッドギャラリー・ハンガリー)
2004 国際ガラス展・金沢2004(石川)(’10)
2006 The Collect Exhibition(V&A美術館・ロンドン)
2009 「ガラス・色・煌めき」銀座和光4人展(和光並木ホール)
2011 Glass・今日展(日本橋三越本店)(’13~’19)
ガラスの波紋(小田急百貨店新宿店)(~’13,’16~’22)
2020 ガラスのかたち展(日本橋三越本店)(~’22)
主な収蔵先
コーニングガラス美術館(USA)、富山市ガラス美術館、能登島ガラス美術館
■神田 正之
略歴
1956 東京に生まれる
1982 多摩美術大学立体デザイン科ガラスコース卒業
ドイツ、グラスハウス・アム・ヴァッサートゥルム(ウド・エーデルマン)にてアシスタント
1983 デンマーク、エーベルトフトグラス(フィン・リンガード)にてアシスタント
1985 多摩美術大学立体デザイン科副手(~‘87)
1989 デンマーク政府給費留学生としてデンマーク・デザインスコーレ(ガラスコース)
デンマーク王立美術アカデミー(空間芸術研究室)にて制作(~‘93)
1993 デンマークのガラス’94展(エーベルトフト・グラスミュージアム)
2013 個展(日本橋高島屋、以後’15、’17、’19、’22)
その他国内、海外での個展及びグループ展に出品
2022 日本ガラス工芸協会 理事長
■小池 由輝雄
日本ガラス工芸協会正会員、日本ガラス工芸学会正会員
略歴
1973 ドイツにステンドグラス用鉛エッジ圧延器を購入の為訪独。制作始動
1978 川口ガラス工房入所。池袋コミニティカレッジ ガラス工芸専攻1期入校
1979 江副行昭師事 高遠ガラス工房にて吹きガラス制作
1981 千葉習志野にて独学で重油ガラス窯製作のスタジオ始動
1985 日本ガラススタジオ協会設立、」西武百貨店、東急百貨店で展示会
1986 主婦之友社で展示会 高松宮様来展
1987,89 銀座 松屋画廊『アラパドマ展』出品
1988 個展『パラダイスアート展 』ロシア毛皮協会後援TSK.CCC 六本木ビル
1991 京王新宿『アラパドマ展』JSGC主催
2003 NZ技術大学留学『UCOL』Wanganui Glass Department、
NZ wanganui G.S、Chronicle G.S(NZ)Studioにて制作
2004~08 「 Gallery,TmariroWerinton」「 Mahara Galley」 等で展示販売
2012 Malaysia KotaKinabar SIRIM社に窯改良アドバイス及び吹きガラス制作
2015 『15ガラス展』に酒井市美術館、能登島ガラス美術館 等 五 美術館巡回展
2017 耐熱硬質ガラス製作の為MoSi2電気窯に改修、耐熱ガラス制作開始
2018 『’18日本のガラス展』出品耐熱吹き抹茶腕を小田急新宿アートサロンにて発表
2019 国立新美術館「21世紀ボーダレスアート展」』 栃木アートガラス展
2021,22 三越日本橋本店「ガラスのかたち展」横浜高島屋展示会
■小暮 紀壹
略歴
1966 千葉県生まれ
1990 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン科 卒業
1994 富山市立富山ガラス造形研究所造形科 卒業
1995 富山市内に工房 ”蜻蛉玉 丙午” 設立
1998 The Glass Art Society’s 29th Annual Conference
公式デモンストレイティング アーティスト(日本/愛知県瀬戸市)
1999 台湾国際ガラス展 招待作家
2001 International Society of Glassbeadsmakers Gathering IX
公式デモンストレイター(米国/コロラド州ボルダー)
TV東京 「 テレビチャンピオン ガラス職人選手権 」 出場(準
勝)
2002 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン科 特別講師(以降隔年・2010年まで)
2005 The Glass Art Society’s 35th Annual Conference(オーストラリア/アデレード)
公式デモンストレイティング アーティスト
2006 「家庭ガラス工房 トンボ玉」 著作 (ほるぷ出版)
■小西 晃
1000度を超えて融けた
熱いガラスに出会ったのは45年前
巻竿に融けたガラスを巻き取るのは容易くなく
もたもたすればするほど手も顔も熱さは増し
始めた頃は手が赤く腫れてしまった
やがて吹竿にガラスが巻き取れるようになり
「ふぅ~っ」と吹くとガラスはシャボン玉のように膨らみ
私の「ふぅ~っ」はひとつのカタチとなる
炉内の坩堝に融けた熱いガラスには
冷たいガラスとは違う何かが潜んでいる
その正体は時には女神で在ったり悪魔で在ったり・・・
吹きガラスに嵌った正体を探しに 熱い吹きガラスの日々が始まる
略歴
1987. 以後毎回日本のガラス展
1988.98.99. 西部工芸展朝日新聞社賞
1989. ガラスアート展 奨励賞
1991. 第一回日本ガラスアート展
1992. 国際ガラス展 金沢
1993.99. 金沢工芸大賞コンペティション
1996. 九州ガラス工芸展招待出品
朝日現代クラフト
1997. 香と香水瓶展 博多大丸
1998. ガラス熔解炉制作
2001. ガラスアート2001
銀座和光
2002.17 伝統工芸展
2002.03.04.05.07. 国画会国展出品
現在 日本ガラス工芸協会理事
九州クラフトデザイン協会理事
■齊藤 幸夫
略歴
1969 株式会社保谷硝子入社(~’01)
1990 国内外、切子実演ツアーを担当 ブランドプロモーション活動に参加
2007 東京国際ガラス学院講師展(東京NIKIギャラリーSatsu)
2008 第44回全日本スキー技術選手権大会チャンピオントロフィー作製
「‘08日本のガラス展」及び巡回展
2011 「ガラスの波紋」展
2013 「日本のガラス選抜展Part1」東京
2015 「きらめきガラス2人展」新潟
2016 「現代切子の世界展」東京
2017 「光とガラスの切子ガラス展」東京 埼玉 個展
2020 刀剣博物館「ガラスの刀展示」墨田区
■晶阿弥 博子
略歴
2009 「第4回KOGANEZAKI器のかたち現代ガラス展」入選(以降毎回)
「Guild Exhibition 21st Century Engraved Glass」(イギリス)新人賞
2012 「第12回日本のガラス展」東京及び国内巡回(以降毎回)
2014 「晶阿弥博子のガラスの世界展」三越/新潟、京王/新宿
2016 「第71回新匠工芸会展」努力賞「第72回新匠工芸会展」佳作賞
2018 「晶阿弥博子のガラス茶道具展」清昌堂やました(東京・京都)
「ガラスのかたち/日本ガラス工芸協会選抜展」三越/日本橋
2019 「第27回伝統工芸諸工芸展」入選
「晶阿弥博子ガラス茶道具」講演&個展(裏千家学校茶道研修会)
2021 「晶阿弥博子展」品Shina/銀座
2022 「晶阿弥博子のガラスの世界展」伊勢丹/新潟
2023 「テーブルウェア大賞」オリジナルデザイン部門入選
「日本和文化グランプリ」入選
【技法】
ダイヤモンド針での装飾に漆芸を施し晶阿弥オリジナル
「彩漆玻璃(さいしつはり)」の世界を展開
【技術】
ダイヤモンドポイント彫り 漆芸
【作品制作に当たっての想い】
日本の伝統工芸である漆芸をガラス装飾に加え新たなガラスアートを表現。
永続的な循環と時のうつろいを、透明というガラスの特質を活かすべく表裏にデザインしガラスならではの表現を求めていきたい。
■須賀 訓
略歴
1960 埼玉県生まれ
1991 東京ガラス工芸研究所 卒業
1991 朝日現代クラフト 優秀賞
2017 雪のデザイン賞 銀賞
2018 ’18日本のガラス展(以後21)
現在 須賀ガラス工房を主宰
日本ガラス工芸協会 会員
■高木 ひろ子
2006年11月より『GLASHUS(グラスフース)』主宰
略歴
2010 池田市美術展「毎日新聞社賞」、
2011 大阪工芸展「大阪工芸協会黒岩賞」、池田市美術展「市長賞」、
2012 池田市美術展「市議会議長賞」、
2012 第一美術京都展「京都市長賞」
2014~2015 日本新工芸展「日本新工芸賞」(2012~2024年)
2015 日本新のガラス展(2015年、’18、’21、’24年)
2016~2018 阪急うめだ本店「現代ガラスの表現者展」
2017 「JGAAガラスの波紋」小田急百貨店新宿店(2018年)
2019 第27回国際平和美術展/(オーストリア)
2020 第28回国際平和美術展/京都市美術館別館/(リトアニア共和国)
2020 ART BLEND(国際コンペティション)「人気アーティスト賞」/(スイス)
2021 日本工芸家連盟選抜展/高島屋大阪店
2021 第29回国際平和美術展/東京芸術劇場 / カーネギーホール(アメリカ)
2022 第30回国際平和美術展/東京芸術劇場 / 国際ユネスコ本部(フランス)
2023 ダヴィンチと共鳴/クロ・リュセ城(フランス)
■田邉 玲子
主にサンドブラスト技法で作品を創っています。繊細で独特の世界観をガラスで表現するためにサンドブラストの高度な技術に加え、手間と時間を惜しまず制作しております。
略歴
女子美術大学 造形科グラフィックデザイン卒
2000 東京商工会議所 カラーコーディネーター1級取得
2005 表参道で個展 以降隔年開催(2014年まで)
2006 日本手工芸展入賞(以降入賞多数) 新匠工芸会新人賞
2007 伝統工芸諸工芸部会展入選
2008 「‘08 日本のガラス展」及び巡回展 以降毎回 スペイン美術賞展
2009 雪のデザイン賞奨励賞 アメリカ美術賞展 パリ国際サロン 新匠工芸会努力賞
2010 日本手工芸美術展金賞
2011 メキシコ美術賞展 東日本大震災チャリティエキシビション
2013 新宿 小田急百貨店「ガラスの波紋」個展 以降毎年(2022年まで)
2014 新匠工芸会会友賞
2017 京都瑞鳳堂ギャラリーにて個展
2018 台北南港展覧館にて展示
2019 日本橋三越本店「ガラスのかたち」以降毎年 栃木県「ガラスアート展」
2022 横浜高島屋「ガラスの表現」平成記念美術館「ガラスのいろいろ」由布院・亀の井
別荘庭内「錦秋のガラス展」福岡TOYO Kitchen「Collector’s Glass Items」
現在:日本ガラス工芸協会 副理事長
■長谷川 秀樹
略歴
1999 クラフト全国公募99/札幌 グランプリ受賞 札幌芸術の森美術館
2000 伊丹市制六十周年記念「盃台」展 佳作受賞
2001 第三回現代ガラスの美展IN薩摩 鹿児島県知事賞受賞
現代ガラス展INおのだ 審査員賞受賞
2003 平山郁夫氏 原画によるクリスタル グラヴィール紋花器
「オリエントの曙」を制作 東京芸術大学美術館 蔵
2004 平山郁夫「オリエントコレクション」 制作
2012 資生堂「現代詩 花椿賞」トロフィー(LE POETE)制作
2016 「日本のグラヴィール展」 町田市立博物館
2020 i-to-ten十人十色ガラス展 京都文化博物館
2021 21日本のガラス展
2022 i-to-ten十人十色ガラス展 横浜赤レンガ倉庫館
国際ガラス年記念 ガラス造形展 東京大学 安田講堂
2023 特別展 「海‐生命のみなもと‐」 国立科学博物館
■広沢 葉子
略歴
1987 東京ガラス工芸研究所研究科卒業
1987-88 ロチェスター工科大学ガラス科留学 <NY アメリカ>
1996- 山梨県にガラス工房設立
展覧会歴
1993 Neus Glas in Japan <デュッセルドルフ美術館・ドイツ・他ヨーロッパ巡回>
1994 世界現代ガラス展 <北海道立近代美術館・他巡回>
1996 淡交ビエンナーレ入選 <裏千家茶道資料館・京都>
2016 Glass Art Society Conference にてレクモ <Corning、NY アメリカ>
2018 茶道具の名工・作家名鑑掲載 <淡交社>
2022 ガラスのいろいろ展 <平成記念美術館ギャラリー>
他、髙島屋大阪店・京都店・横浜店、銀座WAKO、池袋東武等、日本・アメリカ・ヨーロッパで個展、グループ展多数
【作品所蔵】
デュッセルドルフ美術館<ドイツ>、黄金崎ガラスミュージアム<静岡>、三井不動産<東京ミッドタウン>
【技法及び制作姿勢】
主に<宙吹き(吹ガラス)>という技法を使っています。
私は、金銀箔を使った装飾的な<飾壺>や<コンポート>、茶道具、そして普段
使いの器と、3つのカテゴリーに分け制作をしています。
箔を使った装飾的な作品は、特別な時間のための<祭器>をイメージしています。
茶道具は、<掌>を大切に静謐で美しくそして楽しんで使えるお道具を意識しています。
普段使いの器<酒器・グラス・鉢・皿・花器など>は、いろいろなシーンで手にとって温かく使えるものを目指しています。
私にとってガラスという素材の一番の魅力は、ガラスでしか表現できない色彩の美しさと、熔けたガラスから生まれるかたちのあたたかさ・やさしさです。そのことを大切に表現しています。
手にとってお使いいただけたら幸いです。
■吉井 こころ
略歴
1998 多摩美術大学美術学部デザイン科ガラスコース卒業
2018 東京藝術大学美術研究領域 工芸専攻修了
2022〜2023 シドニー大学芸術社会学部
2024 東京藝術大学美術研究領域後期博士課程修了
受賞・入選歴
2008 神奈川県美術展大賞受賞・大一美術館現代ガラス大賞展・
黄金崎クリスタルパーク入選
2009 山陽小野田現代ガラス展(山口)入選
2011 富山現代ガラス展入選・神奈川県美術展・
黄金崎クリスタルパーク「器のかたち」入選
2012 現代ガラス展2012 隈研吾賞 受賞
2013 日本クラフト展 入選
2014 山陽小野田現代ガラス展 入選
2017 日本美術展(日展)入選
2018 日本美術展(日展)入選・山陽小野田現代ガラス展入選・富山現代ガラス展入選
2021 日本ガラス工芸協会(JGAA)賞 受賞・国際工芸アワードとやま2020 入選
2022 国際ガラス展金沢2022 入選・SYDNEY CRAFT WEEK(オーストラリア)入選
2022〜2023 KOUGEI 1+1プロジェクト(富山県)他 展覧会・注文制作多数
■力石 直子
略歴
1999 女子美術大学芸術学部工芸科ガラスコース卒業
「’99日本のガラス展」(以後毎回)
2001 女子美術大学大学院(領域・陶造形)修了
2021 「ガラスの波紋」小田急百貨店新宿店(’22)
「EXPOSICIÓN DE ARTE JAPONÉS EN COMILLAS 2021」/スペイン
2022 「JOSHIBI O GLASS」オリエアート・ギャラリー
2023 「現代ガラスアート展」ガレリア織部/多治見 2024「表現するガラス展」横浜高島屋
- 内容
- 日本ガラス工芸協会創立50周年『現代ガラスアート展』
- 会期
- 2024年8月31日(土)~ 9月12日(木)10:00~17:30
※最終日~15:00 - 場所
- ガレリア織部
(岐阜県多治見市白山町2-222)
http://oribe-minoyaki.com/ - 休館日
- 会期中無休
- 入館料
- 無料
【本記事の問い合わせ先】
ガレリア織部
電話:0572-56-8830
2018年に大手WEBでは載らない岐阜県多治見市近辺に特化した情報を集め公開スタート。
中日新聞の月刊ミニコミ紙『マイタウンとうと』の記事も一部配信。
マイティーラインに公開している情報のダイジェストを毎週(水)(金)正午にLINEトーク配信しています。