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万感の思いで後輩の雄姿を見送った・・・

    • 2025年10月08日(水)
    • ドラ番記者プラール

万感の思いで後輩の雄姿を見送った。今季限りの現役引退を表明した阪神・原口がラストゲームだった2日のヤクルト戦(甲子園)に臨んだ。久々に捕手の守備にも就いた姿に目を細めていたのが高島打撃投手。「防具姿を見られたのはうれしかった」と喜んでいた。

高島打撃投手にとって原口は東京・帝京高の1学年下の後輩で、帰る方向が同じ。電車の中でよく語らったのは懐かしい思い出で、「僕は高校まで電車で約40分だけど、原口は2時間。毎日始発と終電間際の電車に乗り続けて、すごいなと思っていた」と振り返った。

2日はファームの練習を終えた後に甲子園へ向かい、後輩の花道を見届けた。試合後には顔を合わせる機会があったが、「お疲れさま」と声を掛けただけ。まだクライマックスシリーズが残っている。「あいつ、エエところで打ちそうやん」。誇らしそうに語る先輩はもう一度虎党を沸かせる姿を楽しみにしている。

長森謙介