侍ジャパンの宮崎合宿では、来年のWBCで導入されるピッチクロックやピッチコムにバッテリーがどう対応するのか注目が集まった。

投手はボールを受け取ってから走者なしで15秒、走者ありで18秒以内に投球しなければならない。ちなみに井端監督によると、シーズン中にこの間隔で投げられていたのは今回の招集メンバーだと西武の平良だけだという。他の投手は「いつも通り」だと違反になる可能性があるため、サイン伝達用の電子機器「ピッチコム」を駆使しながら時短を図っている。

しかし、サインが合わない場合に首を振ると、時間がかかってしまう。今は捕手が送信機を操作し投手にサインを送っているがその逆も可能。「それだと打たれた時の責任を考えてしまう…。うーん、僕は首を振りません。そのために捕手の方とコミュニケーション取っておきます！」。潔い発言をしていたのは高橋宏。登板時はサイン交換にも注目したい。

土屋善文