マイティラインとは

歴戦の駆け引きに触れた・・・

    • 2026年08月10日(月)
    • ドラ番記者プラール

歴戦の駆け引きに触れた。5日のファーム・リーグ、ロッテ戦(バンテリン)で、育成の井上が初めて1軍本拠地で登板。その先頭打者に今季限りで引退を表明している39歳の角中を迎えた。

首位打者2度の男を打席に迎えた18・44メートルを隔てた景色は、19歳には未体験のものだった。「(打席の)ラインを踏んで立たれていて、ノーステップ。インコースを消されている感じでした」。体で内角へのラインが見えず、投げ切れなければ外角へ甘く抜ける感覚になり、「こういうのもあるんだ」と驚かされた。

それでも右腕は直球勝負。最後はフルカウントから、内角低めの153キロ直球で左飛に封じた。忘れられない対戦を終え、角中がマウンド近くを通ってベンチに戻る際、「ありがとうございました」と律義に感謝の言葉。去り際に、角中からも「ありがとう」と返事があったという。「投げ切れたのは大きかった」と確かな手応えを胸に、来季支配下登録へつながるマウンドを重ねる。

加藤慎也