国宝を有する多治見の名所 虎渓山
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- 2020年04月09日(木)
- ぶらり散歩
スタート地点は虎渓公園。取材時は桜が満開。展望台から多治見市が一望できます。
虎渓山は、土岐氏の招きを受けた夢想疎石が開山されたといわれています。開山堂と観音堂、2つの国宝を有しています。庭園は、臥竜池と称し、浄土教的庭園の様式を感じさせる、国の名勝に指定されています。
虎渓公園から虎渓山へは、参道が整備されてあり、東口または西口から歩きます。東口から下りる際は、途中、舗装がされていないので足元にはお気を付けください。歩道が整備されている西口からがお薦めです。
竹林の中を進むと、土岐川のせせらぎが聞こえてきます。下りきると「三笑」と書かれた橋があり、その橋を渡ると目の前には虎渓山 永保寺の庭園が広がります。
池にはたくさんの鯉がいて、えさやりもできます。金色の鯉に遭遇でき、いいことがありそうな気がします。浮島ではカメが気持ちよさそうに日向ぼっこをしていました。
無際橋を渡ると、国宝「観音堂」、その横には賽銭場があり、この建物の造りもとても立派です。
本堂の前にある「陶製燈籠」は、高さ2.8メートル、2基1組で、明治39年尾州赤津(瀬戸)の名工作助により作られ、加藤助三郎によって献納されました。志野釉、織部釉が施され、これほどの大きさは稀です。本堂にそびえたつ、これぞ「鬼瓦!」。
多治見市指定天然記念物の「イチョウ」がそびえ立ち、秋には一面黄色に染まります。
下からの眺めがすばらしい「鐘撞堂」。春の陽ざしに照らされて輝きを増していました。
土岐川の方へ歩いていきます。「龍浮淵」(りょうふえん)という場所があり、ここは、良夫(婦)縁としてのパワースポットといわれています。
永保寺に戻り、坂を登るとオレンジ色の山門が出迎えてくれる「保壽院」があります。きれいに整備されたお庭には、しだれ桜が満開の花を咲かせていました。
少し先に進むと、白壁の塀の向こうに「徳林院」があり、ここでは毎年シンガーソングライターの佐藤梓さんが「お寺ライブ」を開催しています。
虎渓公園へ戻り、茶店で名物の木の芽でんがくをいただきほっと一息してはいかが。
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