愛犬「がんも」と病院を訪問
戸谷達也さん(明治町)
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- 2022年05月23日(月)
- 偉人伝
戸谷達也さんは、愛犬の「がんも」君と一緒に2ヶ月に1回、多治見県立病院緩和ケア病棟に出向き、患者の心を癒やしています。
がんも君は、セラピードッグとして活動している8歳のラブラドールレトリバー。初対面の人にも従順でおとなしく、人間が大好きなワンちゃん。患者の膝に頭を乗せ、患者らは、撫でたり、話しかけたりすることで、表情が明るくなったり、穏やかになったり、時には涙したりと、心が癒やされているそうです。
活動のきっかけは、戸谷さんの奥様が以前、同病院緩和ケアに入院中、初代のセラピードッグ「大嶽タロー」君に慰められ、その活動に意義を感じたから。感謝の念と、何かお手伝いができればとの思いで活動をしています。また、がんもとの出合いが、奥様の亡くなった日の午後だったことから、なにかの運命、縁を感じたそうです。
「がんもがいるから規則正しく生活ができ、やりがいを感じる活動に出合えた」とやさしい表情で見つめる戸谷さん。
「患者さんやその家族の方の喜ぶ顔を見られることがやりがいです。感謝の手紙はとても嬉しい。今は、コロナ禍で家族の面会が制限される中、がんもとの触れ合いを待っていてくれる患者さんの気持ちに寄り添いたい。コロナ禍前に訪問していた高齢者施設へも再開したいですね」と話します。「がんもが元気でいる限り、待っている患者さんがいる限り活動は続けていきたい」と願っています。
YouTube「セラピードッグ がんも」で活動内容が視聴できます。
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