７日の中日戦で１軍デビューを果たした楽天の新人捕手・太田。中日の滝野と同じ大商大出身だ。くしくも同級生が一足早くナゴヤドームデビューしたことに、滝野は「すぐにＬＩＮＥ（ライン）の電話で『おめでとう』って伝えました」と自分のことのように喜んでいた。

いつも先を越されてきた。大学時代に試合に出始めたのも太田。昨年のドラフト会議では２位で名前が呼ばれた太田に対し、滝野は６位だった。いつもその背中を追い、追いついてきた。

今は左膝の故障からの完全復活を目指し、ナゴヤ球場で汗を流す滝野。「正直、悔しさはあります。でも、また必ず追いつけるように頑張ります」と力強く言った。この日初めてスタメン出場した同級生に負けはしない。

（谷大平）

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