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若竜の最高のお手本-山井

    • 2019年07月10日(水)
    • ドラ番記者プラール

山井が8日に3カ月ぶりとなる3勝目を挙げると、門倉2軍投手コーチとちょっと前に話した会話を思い出した。

「山井と吉見は個別練習を誰よりもやっていた。コーチとしては、2人に1軍にいってほしくないよ」

門倉コーチはそう話していた。開幕ローテ入りしながら、5月2日に2軍落ちしていた山井。若手に混じり誰よりも練習していた。「若手の手本となっていた。山井と吉見がやると、若い子もやらないといけないとなる」。もちろん1軍で活躍してほしいのが一番。一方で未来を担う若竜の最高のお手本でもあった。

そのことについて山井に聞いた事がある。「野球をやっている以上、いつも向上心がないといけないと思うんですよ」。記者が以前中日を担当したのが2003年。そのときからただ一人残っている選手が山井。長寿の理由は、この姿勢からもうかがえる。

(島田明)