今月8日に組み合わせ抽選会が行われる高校野球のセンバツ大会。1月1日の能登半島地震で大きな被害を受けて、現在は学校全体で山梨県内に避難している日本航空石川（石川県輪島市）も出場校の一つだ。

「大変な状況だと思うんですけど、中村なら明るい雰囲気にしてやっていると思うんですよね」

そう話すのは、東海ラジオの吉川秀樹アナウンサー。「中村」とは同校の中村隆監督のことで、吉川アナとは明大硬式野球部の同期生だという。

発生後、当時の主将が同期のLINE（ライン）グループに呼びかけ、同校野球部に激励品を送った。中村監督は大学時代に副主将を務めた熱血漢で、吉川アナは「大学時代から本当に熱い男。ムードメーカーで後輩たちにも慕われていました」とその人柄を語る。大変な状況の中でも、憧れの地で全力プレーができることを願うばかりだ。

谷　大平