思わぬ場所で突然の出会いがあった。…
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- 2024年04月11日(木)
- ドラ番記者プラール
思わぬ場所で突然の出会いがあった。3月27日、開幕戦に向けて東京入りした松山。普段は物おじしない右腕も初の開幕戦を前にさすがに緊張。一人で移動した東京駅でタクシーの列に並んでいると、ファンからサインを頼まれた。
ペンを走らせる気持ちになれず「申し訳ないです」と丁重に断ったものの、相手も食い下がる。しばしの押し問答が続くと、後ろから「やめてあげようよ」と野太い声が響いた。振り返ると、188センチの右腕と変わらない目線の大男の姿。場が収まった後で頭を下げると、「大変だったね」と名刺を渡された。書かれていた名前は、「大乃国康」。大相撲第62代横綱の芝田山親方だった。右腕が驚いたのは言うまでもない。
「ファンの方には申し訳なかったですが、親方の存在はありがたかった。活躍して、またお礼に行きたい」。再会できるのは7月の名古屋場所中だろうか。いい報告ができますように。
長森 謙介
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