今年50周年を迎えたTOKAI RADIO（東海ラジオ）のプロ野球実況中継「ガッツナイター」。29日は特別企画「50thガッツナイターClassic Day」として、犬飼俊久元アナウンサー（80）がDeNA戦の3回まで実況を務めた。その声に懐かしさを感じた竜党も多いのではないだろうか。

犬飼さんは1967年に東海ラジオに入社し、69年9月に初実況。74、82、88年のセ・リーグ優勝など多くの名試合を担当した。中でも印象深いのは、20年ぶりのリーグ優勝となった74年。「ファンもグラウンドに降りてきて、収拾がつかなくなって。優勝の瞬間は最高の場面だったね」と懐かしんだ。

前日には「声が持つかな」と話したが、3回に中日が4得点を奪った際は快音の度に絶叫。年齢を全く感じさせない実況ぶりだった。記者も少年時代に夜な夜な布団の中で聴いたガッツナイターも50周年。同時にドラゴンズの歴史を感じた。

後藤　正樹