「ころかけ」発祥の店
うどん・支那そばの信濃屋
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- 2024年05月03日(金)
- グルメレポート
場所
多治見駅北口から中央線の線路沿いを下り方面に徒歩7~8分程度歩くと、踏切から緩い傾斜があり、信濃屋さんののれんが見えてきます。
駐車場は店横に4台、少し離れたところに10台あります。
外観・雰囲気
風情漂う古民家が、うどん・支那そばの店「信濃屋」さんです。昭和5年に名古屋で創業、二代目の滝晶宣(まさのり)さん(76)は、粉と塩水をすこしずつ混ぜて麺を作っています。
「一般的には足でこねるようですがね、手だけを使うのでこねむらがなく、目でみながらやっていきます」と話します。腕にはサポーターが見えますが、「ありがたいって言うか、仕事に差し支えるほど痛くない」と、力を込めています。
店内はテーブル席と奥に座敷があります。先代からの歴史を垣間見える写真などが飾られています。通常店内撮影は不可となっています。
私の選んだメニュー
メニューは3品のみ。その中から冷たい「ころかけ」、温かい「支那そば」の順番でいただきました。うどんの麺は太く、支那そばはつるつるで、濃い色をしたつゆは予想を裏切る甘目のホッとする味です。トッピングはねぎと生姜とゴマのみで、「シンプルイズベストになりました。麺とつゆを味わってください」と話します。
ころかけ、うどんは780円
支那そば1,000円
お店のおすすめ
冷たい「ころかけ」、温かい「うどん」、「支那そば」と3品全部を食べる人もいるそうです。
店内に置かれた「お客様の声」ノートに滝さんは必ず目を通し、「最近もうれしい母娘のコメントが書いてありましてね。店をやっている責任を感じましたが、感動しちゃってね」と話し、謙虚に自分のやっていることは間違っていないと思うそうです。
まとめ
戦前、名古屋で創業した店は、空襲で焼け出され、多治見に移ってきました。外から見える昔のメニューなど、種類はもっとあったそうですが、かやくもんや具の入ったものもなくなり、麺とつゆで勝負しようと決めたそうです。「お客さんに食べていただく。ただ腹が膨れりゃいいっていう店じゃないですよ」と、終始誠意を込めて話してくれる姿勢が印象的でした。
- 住所
- 岐阜県多治見市上野町3-46
- 電話
- 0572-22-1984
- 営業時間
- 木・金・土曜日 11:30〜麺がなくなり次第
- 駐車場
- 店横4台、他10台
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(Adachi Masako)
月刊紙『マイタウンとうと』編集長。東京都出身。短大卒業後、証券会社で営業、新聞社系出版社で編集を経験。子どもが小さいときは時間で終わる公的機関でパートをし、その後編集復帰。カルチャーもスポーツも何でも興味が湧いたことには直接足を運び、自分の目で見ることを心掛けています。一方、家で過ごすのも大好きで、週末は家から一歩も出たくない気分の日もたびたび…。