中日2軍と愛知大学野球連盟選抜との練習試合が18日、ナゴヤ球場で行われた。昨年はアマ野球を担当していた記者は、この日を心待ちにしていた。中日でも楽しみにしていたのは、3月に野球日本代表「侍ジャパン」のトップチームに選出された愛工大・中村の投球を見ること。常時150キロ越えの直球は、相変わらず圧巻だった。

試合後、中村と再会し驚いた。「お久しぶりです」と話してくれたその体は、小柄ながら剛球を投げ込むという昨秋までのイメージを覆すサイズ感になっていた。

侍ジャパンでプロのトレーニング方法を聞いて回ったという中村。ウエートトレーニングを減らし、ダンベルを使った投球動作につながるエクササイズを中心として5キロの増量に成功し、「球質や強さも変わってきています」と手応えを語る。今秋のドラフト1位候補との呼び声も高い中村の最後のリーグ戦も間近に迫る。最速159キロ右腕の活躍が楽しみだ。

後藤　正樹