23日に行われた夏の甲子園決勝。延長10回タイブレークの末、東東京の関東第一高は惜しくも敗れた。同校OBの石橋は「選手以上に自分が緊張していたんじゃないかなぐらい、僕もドキドキしながら試合は気にしていました」と初の準優勝に目を細めた。

強豪の同校で副将を務め、高校通算57発をほこる石橋。高校生のときから続けていることを聞いてみた。「そうですね…」と考えたあと「ごみを拾うことですかね」と教えてくれた。

「運を拾うというか、実際に運を拾おうと思っているわけでは無いですけど、関東一高はみんなやっています。拾わないと気持ち悪いんですよね」

実際に石橋がごみを拾っているところを何度か見たことがある。すぐに思い付かなかったのも、当たり前の習慣になっているからだろうと感じた。

後藤　正樹