クラブを左手にはめて元気よくベンチから飛び出す姿が印象的だった。…
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- 2024年09月29日(日)
- ドラ番記者プラール
クラブを左手にはめて元気よくベンチから飛び出す姿が印象的だった。竜を退団して現役を続行する意思を明かした中島。1軍では代打専任。2軍でも指名打者や一塁手で出場した42歳は試合前練習で遊撃や三塁でよくノックを受けていた。しかも、追いつきながら捕球しないときも。その意味を教えてくれた。
「足を動かすことと、打球を追うことで目を養うためやね。動くものを視界にとらえることで打撃にも生かせる。打席で見られる機会、限られるでしょ」。オープン戦は14打席、シーズンでも1、2軍合わせて62打席。ベテランは動体視力を維持するため、汗だくになって白球を追いかけた。
右手首骨折などにも泣いて、竜では無安打に終わった。しかし、「『もういいや』とはならなかった」。スイッチが入ると、身ぶり手ぶりを交えながら話してくれたバットマン。どんな道を進むのか、注目したい。
長森 康介
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