開幕したばかりの秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」。7日、竜の相手は韓国・サムスンで、場所は生目の杜運動公園内のアイビースタジアムだった。

球場と目と鼻の先に第2野球場がある。そこに、巨人・阿部監督が到着した。巨人と阪神のゲームで、ポストシーズンへ向けた視察だった。

ひとまず阿部監督へあいさつした。「え、なんでいるの？」「隣で中日とサムスンのゲームがあるからです」。簡単なやりとりをした後、去就が注目される井上2軍監督の動向について聞かれる、と思ったとき…

「サムスン、誰か来てる？」阪神にも在籍していた呉昇桓（オ・スンファン）らが気になったのか。記者はきょとんとした。
考えてみると、巨人は16日からCSファイナルステージが待っている。日本一へ向けて盛り上がりのど真ん中にあるのだ。それにしたって…。少しぐらい竜の今後を気にしてくれてもいいのにな。

川本　光憲