眺めることから始めよう
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- 2019年09月10日(火)
- いいね新聞生活
小さい頃から朝、新聞を開くことが習慣になっていた。しかし、最近は上京することが増え、自宅ではなかなか読めなくなった。だから、紙の新聞と同じ紙面イメージで読める、スマートフォンやタブレット端末向けのサービスを利用し、移動中に読んでいる。見出しや記事の大きさがニュースの重要度を理解するのに役立っている。
新聞はコミュニケーションのきっかけになる。時事ネタで談笑している人の輪に加われるし、相手が興味を持っていそうだったり、自分がもっと知りたかったりするニュースを話題にして、会話を広げることができる。先日、仮想通貨のニュースについて年上のスタッフに質問したら、丁寧に教えてくれた。新聞で知識を付けてから聞いたので、「ちゃんと知ろうとしているな」と感じてもらえたのだと思う。
テレビ番組でニュースについて発言する機会が多くなった。無責任な言葉で人を傷つけたくないので、取り上げる事柄はできる限り理解するようにしている。その時、信頼できる新聞が大きな武器であり、味方になっている。
読んで幸せな気持ちになった新聞記事とその感想を読者から募る「HAPPY NEWS 2017」のゲスト審査員を務めた。新聞記事は堅くて無機質というイメージを持っていたが、心温まる記事をたくさん読んで、だいぶ印象が変わった。どうしたら感動を伝えられるかと、いろいろ考えて書かれていることも知ることができた。
新聞は大人のアイコン。読み続けることで語彙(ごい)が増えたり、会話の幅が広がったりすることを実感する。形からでもいい。まずは新聞を眺めることから始めようと、特に新社会人や大学生に勧めたい。
(新聞科学研究所【仕事に役立つ】須田亜香里さんのコラム)
【須田亜香里さん】
1991年生まれ。名古屋市出身。2009年からアイドルグループ「SKE48」のメンバー。テレビ番組のコメンテーターや雑誌連載の執筆など多方面で活躍する。著書に「コンプレックス力~なぜ、逆境から這い上がれたのか?~」。
2018年に大手WEBでは載らない岐阜県多治見市近辺に特化した情報を集め公開スタート。
中日新聞の月刊ミニコミ紙『マイタウンとうと』の記事も一部配信。
マイティーラインに公開している情報のダイジェストを毎週(水)(金)正午にLINEトーク配信しています。