「絶対に指先は気にしないと決めてから良くなってきた」登録抹消の鈴木翔、悔しさを晴らす舞台はかならず来る。
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- 2019年09月08日(日)
- ドラ番記者プラール
夏の暑さが戻った7日のナゴヤ球場に鈴木翔の姿があった。8月27日に今季初めて1軍に昇格したが、登板機会がないまま6日に登録抹消。2軍スタッフに「ブルペンでお茶渡してばっかりやったな」と声を掛けられて、苦笑いを浮かべた。
昨年11月に手術を受けた右手の血行障害が完治することはない。「投げられるようになるのは早かったけど、感覚が変わった」。5月ごろまでは指先を気にするあまり、球を引っかけたり、抜けたり。「投げるのが怖くなった」。軽いイップスに陥った。
「絶対に指先は気にしないと決めてから良くなってきた。前に進むしかなかったので」。最も苦しかった日々を乗り越えたからこそ、今は前を向ける。「しかたないです。状態はいいのでまた頑張ります」。悔しさを晴らす舞台は必ず来る。そう信じたい。
(高橋雅人)

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