先週のオリックス戦で本拠地初勝利とはならなかったが、来日最多の124球の熱投を見せたマラー。実は普段はある最大のサポートがない中での登板だった。
２軍降格時の遠征にも球場に訪れ、応援に駆けつけてくれる愛妻コニーさんが、6月初旬から1カ月ほど仕事などの都合で米国へ一時帰国中。「妻がいな いと、テレビを見るか本を読むかくらい。先発だから空いた時間もあるし、寂しさはあるよ」 とぽつり。休みの日は夫婦一緒に料理したり、日本各地の旅行をしたり、仲むつまじいマラ ー夫妻。しばらく日本と米国で離れているが、「こっちの朝が向こうの寝るくらい。そのタイミングで連絡は取るよ」。朝夜 逆転の時差を利用して、近況を報告し合う。
一方の記者は先日、ソフトバ ンクとの交流戦の出張から急きょ帰宅することになった際、連絡を忘れて妻から大目玉。マラー夫妻のように約1万kmも距離はなく、時差もないというのに ･･･。見習って小まめな連絡を肝に銘じた。

加藤慎也