田中は、プロ3年目の今季も華麗な二塁守備でチームに貢献。6日の巨人戦（バンテリン）では、プロ入り後初めての2桁盗塁となる10盗塁に到達するなどチームを支えている。

あれだけの活躍をしていれば当然負担も大きいはず。シーズン終盤になっても、はつらつとしたプレーが続く理由は体調管理。「特に重視するのは睡眠です。ナイターの日は10時間取るようにしています」と明かす。聞けば学生時代から続けているという。

やはり、プロになる選手は違う。そう思ったが、本人は無理に長時間寝ている訳ではなく、「自然に寝てしまうので」。体調管理に当たり前に取り組み、習慣にしてしまえる。そんな力こそが、常にパフォーマンスをフルに発揮できる源なのかもしれない。

磯嶋康平