マイティラインとは

つくづく、ドラフト会議は球団と選手の縁だと感じる・・・

    • 2025年11月01日(土)
    • ドラ番記者プラール

つくづく、ドラフト会議は球団と選手の縁だと感じる。育成3位指名の三上(四国IL愛媛)。 井上監督が秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」を視察していなければ、おそらく指名に至っていない。

指揮官は3試合見た。その1試合、対戦相手に三上がいた。シートノックで右翼から本塁へ矢のような送球をみせた。低い、糸を引くようなノーバウンド。井上監督は試合中、打球の追い方や打席での振る舞いに注目していた。

実はこのゲーム、隣接する球場のゲームを見るプランもあった。そしてもう一つ。指揮官は球場を出た時「お疲れさまです。三上くん?」と偶然出くわして会話している。対応はハツラツとしていて、スポーツマンらしい爽やかさをまとっていたのだとか。愛媛・済美高から独立リーグを選んだ21歳。スカウトとも協議し、化ける可能性あり、と結論を出した。

「俺が中日に来たのも含めて、ほんと縁だよな」と井上監督。愛媛から来る三上。この名前、覚えておきたい。

川本光憲