「11月15日」と聞いてピンッと来た人は相当な歴史好きだろう。高知キャンプを訪問した大島オーナーも訓示で言及したように、旧暦の11月15日は明治維新の偉人・坂本龍馬の誕生日であり、命日でもある。

「毎年11月15日には桂浜や商店街で生誕祭が開かれているんですよね」と教えてくれたのは高知県観光コンベンション協会スポーツ部長の坂本龍馬さん。年によっては、高知の知事はその日の午前中に市内での生誕祭に出席し、暗殺された京都に移動して命日を悼む集まりに参列することもあるのだとか。この日は球場にも坂本家の家紋が入った服を着たファンの姿も見られた。

時代を先駆け、日本を新しい時代に導いた坂本龍馬が生まれてから今年はちょうど生誕190周年の節目だった。来年で球団創設90年となるドラゴンズにも、風雲児よ、来たれ！

谷大平