先週末、昨年結婚した妻と結婚式をあげた。式に向けては誰も見てないだろうが、勝手にダイエットを決意。ドラ番に配属された3月の体重が84キロ。14キロ減の70キロまで減量に成功し、本番に臨んだ。

９月以降、体重が落ちず停滞期に苦しんだ。最後の一押しへのヒントをくれたのは根尾。秋季練習の際、オフの体重管理で食生活のこだわりを教えてくれた。「僕は量じゃなくて内容で調整します」。簡単にいえば肉より魚。秋はサンマを買って焼くのが定番だったという。その味付けは「大根おろしだけ。塩もかけません」とストイックさに驚かされた。

記者は塩焼きに加え、ぽん酢をかけると話すと、根尾は逆に驚いた顔。その反応に、自分がいつも濃い味付けに頼っていたなと思い返し反省。11月は、出張先の食事では魚の定食をチョイス。サラダはドレッシングは使わず薄味を徹底した。すると体重は再び落ち始め、最後の数週間で3キロ減。根尾がきっかけをくれた薄味への慣れも忘れず、しばらくは体重キープが新たな目標だ。

加藤慎也