21日に涌井、根尾、石伊の3選手が参加した三重県南伊勢町の野球教室では、「プロの投球を体感」というコーナーがあり、参加した小中学生が投手・根尾の打席を体感した。あいにくの天候で会場は屋内の体育館となったが、プロ野球選手の球筋を間近で見ることができる絶好の機会。小中学生が一人ずつヘルメットをかぶり、バットを持って打席に立った。「（力は）2割程度ですよ」という100キロ近くの力強いボールに驚いた様子の子どもたち。小学生は任意だったが、体の小さい児童も勇気を振り絞って打席に立っていた。

この時、体近くに投げてしまったらどうしようなどと考えてしまうものなのか。「当たり前です。それしか頭にないです」と根尾。「とりあえずアウトコース。バッター抑えることより考えました」。お互いにドキドキしながらも、小中学生には迫力ある貴重な体験となったはずだ。

土屋あいり