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【レポート】美濃陶芸の系譜 林正太郎展【岐阜県現代陶芸美術館】

    • 2026年07月01日(水)
    • イベント

美濃陶芸の系譜シリーズ「林正太郎展」

岐阜県現代陶芸美術館(多治見市)では、昨年から陶芸分野で県重要無形文化財保持者のシリーズ「美濃陶芸の系譜」を開催していますが、5人目の林正太郎さん(78)で一区切りとなります。

林さんは、出身地の土岐市で現在も作陶を続け、2012年「志野」の保持者認定を受けました。
19歳の時、兄の孝太郎さんから「土で何か作ってみたら面白いぞ」と言われ、志野の美しさに感動し作家の道を歩み始めます。
以来、国内外で見た四季折々の景色を全力で作品に投影。40歳で力強い割高台(わりこうだい)、50歳で「万葉彩(まんようさい)」、60歳で日本古来の色を使って表現した「利休鼠(りきゅうねず)」と、重量感のある器体に、釉薬(ゆうやく)への探求心が結実した作品が約40点展示されています。

《万葉志野壺》1999年 個人蔵

学芸員の永井優里さんは「何と言っても色の多彩さ、鮮やかさは林先生にしか出せない」と魅力を語ります。

作品について熱心に解説する林さん

林さんは50㎏にも及ぶ土の塊から「削る勇気」が必要と言います。
「突き詰めれば突き詰めるほど難しい。完成はありません」と、飽くなき独自性を追い求めます。

《利休藤紫志野嶽形高台茶垸 銘「春」》2024年 岐阜県現代陶芸美術館蔵

会期
2026年6月6日(土)~7月12日(日)
開館時間
10:00~18:00(入館は17:30)
場所
岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅡA
住所
岐阜県多治見市東町4-2-5 セラミックパークMINO内
休館日
月曜日
観覧料
一般 370 円 大学生 240 円 高校生および18歳以下無料
電話
0572-28-3100
HP
岐阜県現代陶芸美術館
Instagram
momca.gifu.museum