マイティラインとは

取材時に見せた桂の気遣い

    • 2020年02月10日(月)
    • ドラ番記者プラール

先日、桂の優しさに心を癒やされた。キャンプ初の実戦となる紅白戦が行われた4日。私はそろっていい結果を出してアピールした捕手陣の原稿を書くことになった。とにかく順番にコメントを取ろうとしていたところ、メイン球場から室内練習場に自転車で行こうとする桂に出くわした。

「移動しながら話を聞いていい?」と聞く私に、「いいですよ」と言った桂は「大丈夫ですか?」とも付け加えた。恥ずかしながら中年太りと断じていい私が、俊敏に走れそうもないと気遣ってくれたのだ。私は「今年で50歳。速く走るの厳しい…」と弱音を吐くと、桂は「分かりました」と言い、ゆっくりと移動してくれた。

おかげでしっかりと話を聞くことができ、感謝することしきり。しんどいことも多く時に逃げ出したい気持ちになることもあるが、そんな中、桂の気遣いに触れ、心温まる瞬間でした。

(井上洋一)