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地元住民による手作りの花火が夜空に舞う—多治見の花火

    • 2018年09月18日(火)
    • 写真館

 毎年夏に土岐川河川敷で開催される多治見市花火大会。現在は専門業者が花火を打ち上げますが、過去には多治見市の住民みずからがが花火を作り、行事があるごとに打ち上げていました。明治時代中頃から昭和初期にかけて、池田村には「池田花火組」がありました。その花火へ対する姿勢は「池田の花火道楽」と周囲から呼ばれ、初午まつり・九万九千日・秋まつりなどには、村中から費用を募って奉納花火を作り打ち上げていました。慶応2年生まれの齋藤鍋吉は、火色・火足に独特の味を出し、「のちの一曲」と名付けた花火を作った名手であったと語り継がれています。