マイティラインとは

釣りざおを振るう鈴木。

    • 2020年09月14日(月)
    • ドラ番記者プラール

3メートルはあろうかとういう長い釣りざお。穂先をしならせながら振り出すと、釣り糸の先に付いたワームが勢いよく飛んでいった。海釣りでの一風景…ではなく、場所はナゴヤ球場。釣りざおを扱っている主は鈴木博だった。

12日の2軍全体練習の終了後、さおを手にしてグラウンドに現れた。二塁ベースの少し奥から、右翼フェンス際に向けて黙々とキャスティング。肩幅ほどのスタンスを取って振りかぶり、軽々と50メートルほど飛ばしていた。

コロナ禍の現状ではなかなか意図は聞けないが、練習法の一つなのだろう。今季は開幕1軍で迎えるも、7月12日に出場選手登録抹消された。ウエスタン・リーグでは6試合に登板して防御率4.76。昨季の開幕時には守護神を務めた右腕にとってまだまだ物足りない数字だ。試行錯誤を続けながら、1軍への復帰の糸口を探している。