ウケ狙いかと思いきや大まじめな下準備が、好結果につながったのかもしれない。オープン戦初戦となった２日のソフトバンク戦（ペイペイ）で２イニング無失点と好投し、先発ローテ入りのアピールに成功した清水。登板前日の１日、福岡移動前に春季キャンプ地の沖縄・北谷で投手練習に参加した際に、ラジオ体操に飛び入りしていた。

　「高校時代、寮でやっていたんですよ。体全体がいい感じに温まりますよ」。ランニングをしていたかと思えば、いつの間にか姿は同じグラウンド内で音楽に合わせ体操を始めた工事関係者の一団の最後尾に。体に染み付いた動きを、きびきびとこなしていった。

　花咲徳栄高で甲子園優勝投手となったころの習慣なら、験の良さはピカイチ。見習って沖縄の自粛生活でなまった体を、ほぐしてみようかな。