マイティラインとは

2日にソフトバンク戦が行われたペイペイドーム。試合前練習を終え、スタンドを…

    • 2021年03月10日(水)
    • ドラ番記者プラール

 2日にソフトバンク戦が行われたペイペイドーム。試合前練習を終え、スタンドを歩いていると、パッと目に飛び込んできた2人組の男性がいた。

 手にしていたのは武田健吾の応援タオル。身にまとっていたユニホームの背中には赤色に銀縁、金縁の刺しゅうで「筑後の狂肩 武田健吾」と入っていた。すかさず記者はピンときた。福岡県出身である武田の関係者だと思い、声を掛けた。

 2人は伯父の英之さん(49)と祖父の広幸さん(84)だった。オリックスからの移籍後は初めての福岡での試合観戦。昨季は守備固めで多く起用され、初の1軍完走を果たした背番号56。伯父も「後は打ってくれれば」と期待を込めている。

 そんな願いが届いたのか、8回にはオープン戦初安打となる中前打を放ち、7日の楽天戦(バンテリン)ではマルチ安打。地元パワーで9年目の飛躍を狙う。