岩田藤七《貝「波の響」》1976年　町田市立博物館蔵

近代日本ガラス工芸の革新者として数々の功績をのこした岩田藤七（とうしち）（1893-1980）、息子の久利（ひさとし）（1925-1994）、そしてその妻の糸子（いとこ）（1922-2008）。

彼らは鮮やかな色ガラスを自在に操り、日本文化の美意識にもとづく色や形を活かした大胆な造形美を探求し、日用品であったガラスを芸術の域にまで高めました。

本展では、町田市立博物館のコレクションから岩田藤七・久利・糸子の作品約100点を厳選して展示。

併せて、岐阜県土岐郡笠原村（現在の多治見市）出身である各務鑛三（かがみこうぞう）（1896-1985）の作品を、「岐阜県美術館所蔵　もう一人のパイオニア　各務鑛三　クリスタルガラスの世界」と銘打ったコーナーで展示し、岩田藤七と同時代を生きた、地元ゆかりの作家の足跡もご紹介します。

暑い夏にぴったりの、涼やかでいて情熱的なガラスの世界をぜひお楽しみください。

会場

岐阜県現代陶芸美術館 ギャラリーⅠ
（岐阜県多治見市東町4-2-5）
https://www.cpm-gifu.jp/museum

会期

2021年7月10日（土）～8月29日（日）

休館日

月曜日（ただし、2021年8月9日（月・振休）は開館）、8月10日（火）

開館時間

10:00～18:00（入館は17:30まで）

観覧料

一般900円（800円）、大学生700円（600円）、高校生以下無料
＊（　）内は20名以上の団体料金
＊以下の手帳をお持ちの方および付き添いの方1名まで無料
身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、特定医療費（指定難病）受給者証

備考

岐阜県現代陶芸美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止対策をとり開館しています。
ご来館の際は美術館ホームページもご確認ください。

岩田久利《コンポート》1983年　町田市立博物館蔵

岩田糸子《飾り玉「胡姫の首飾り」》2005年　町田市立博物館蔵

【本記事の問い合わせ先】
岐阜県現代陶芸美術館
（0572-28-3100）