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秋の里山 廿原町を散策

    • 2021年11月13日(土)
    • ぶらり散歩

廿原(つづはら)町は、夏はブルーベリー狩り、冬から春はイチゴ狩りが楽しめる観光農園として多くの人が訪れます。シーズンオフの落ち着いた里山を訪ねます。

「廿原ええのお」からスタートします。

岐阜県指定天然記念物(昭和34年指定)の「廿原のカキ」を目指します。緩やかに上がる道路を進むと小さな看板があり、弥勒山方面へと左に入ります。

進んで行くと突き当りのため池にぶつかります。見当たらないと思い引き返すと、少し小高い丘の上に一般の家庭の庭先に「廿原のカキ」の木がありました。道路沿いから見ることができます。

樹高9.9m、幹回り2.3mの大樹。たわわに実った実は、地元では「ヒラクリ」と呼ばれる甘ガキで、直径3cmほどで富有ガキを一回り小さくした形です。

先程の道路まで戻り、道なりに進むと、右手に神明山大龍禅寺があり、手前を右へ入っていくと、神明神社があります。

石段を上がった神明神社の境内には、市保存樹のヒノキやアカシデが生育しています。また、本殿には、江戸時代末期の名工、野村作十郎が修復した彫刻があります。

「廿原ええのお」までのどかな風景を楽しみながら戻ります。立ち並ぶイチゴのビニールハウス群の横には水路が流れ、その水音を聞きながら小道を散策するのもお薦めです。これから見頃を迎える紅葉をめでながら、静かに暮れゆく秋の里山を散策してみてはいかがでしょうか。

【廿原ええのお】
住所:岐阜県多治見市廿原町251-1
イチゴ農園(12月上旬から5月中旬)
ブルーベリー農園(7月上旬から8月下旬)