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    • 2022年01月27日(木)
    • いいね新聞生活

第5波で電話診察 市橋理事長に聞く

昨年の流行の「第五波」当時、コロナ患者の自宅療養者を電話で診察した総合在宅医療クリニック(岐南町)の市橋亮一理事長(48)に、自宅療養の注意点などを聞いた。(藤原啓嗣)

 自宅療養の心構えは。

 まずは県の用意した「自宅療養のしおり」をしっかり読んでください。療養者と家族が暮らす空間を分けて、療養者の部屋は換気し続けることが大事です。

 気をつける点は。

 トイレです。利用する人が入り口の扉や便座のふた、紙など触る場所が多く、療養者が触れた後に触ってしまう可能性が高いです。

 自宅にトイレが複数ある場合は、必ず療養者と他の家族が使うトイレは分けてください。もし一つしかなければ、療養者が使うたびに消毒してください。

 消毒の程度は。

 触れた場所全てです。ただ、消毒しきれるか分からないので、療養者も家族も手袋をはめてトイレを利用するなどして防ぐことは可能です。

 他に用意するといいものは。

 自分専用の消毒液のボトルを家庭内でも持ち運び、常に自分が触った場所を消毒するなどの対策を取ってもいいです。

 他に気をつける点は。

 家庭内での感染を避けようと、療養者や家族が車中泊をするなどのニュースが流れました。車中泊はエコノミークラス症候群の危険性が指摘されているので、避けた方がいいと思います。

(令和4年1月25日付中日新聞朝刊より)
※この記事は、中日新聞社の許諾を得て転載しています。