１面から２面にかけて掲載したインタビューで与田監督の話を聞いた時、監督の立場で開幕を迎える気持ちは現役の時とはちょっと違った気持ちになるのかと聞いてみた。すると与田監督は「変わらないんじゃないかな。眠れないこともないし。でも、緊張はもちろんしている。監督という立場をいただき、責任が増えたのは、もちろん分かっている。だからといって、自分の心の中で大きな変化が起きたとは思っていない」と語った。

気負うこともなく、普段通りと思わせる与田監督の一方で、１０年ぶりにプロ野球の担当記者に復帰した私は緊張してきたというか、ドキドキする気持ちがだんだん大きくなってきた。

とにかく与田監督が言うように、竜党が喜べる日が１日でも多くなり、秋には最高に喜べるようになってほしいと願いながら、開幕目前の日々を過ごしている。

（井上洋一）

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