マイティラインとは

与田監督の「最も印象に残っている試合」は、29年前の…

    • 2019年04月30日(火)
    • ドラ番記者プラール

いよいよ30年余りの歴史を閉じる平成時代。「最も印象に残っている試合」の最終回は与田監督だ。「そりゃ、やっぱり自分の初登板だよ。夢がかなった瞬間だからね」。指揮官が29年前に思いをはせた。

1990(平成2)年4月7日、大洋との開幕戦(ナゴヤ)。同点の延長11回無死一、三塁で登板した平成最初のドラフト1位右腕は、最速152キロの直球で2三振を奪い、1イニングを無失点に抑えた。同時に乱闘騒ぎの当事者にもなった。

ただ、鮮明に残っているのは周りのプレーだという。「どの選手を見ても驚きの連続だった。打撃も守備もオープン戦とはがらっと変わる。プロってすごいと思った1日だった」。レベルを知ったデビュー戦。令和で迎える新人たちのその時が楽しみになった。

(高橋雅人)