ある日のナゴヤ球場。選手寮「昇竜館」前で選手を待っていると何やら裏手の方でがちゃがちゃと音が鳴っていた。気になって見に行ってみると、育成のブリトーが自転車を器用な手つきで修理していた。

「なかなかいい手つきだろ。こういうのは慣れてるんだ」。六角レンチやドライバー…。道具を自在に使い分け、あっという間に修理を完了させてしまった。

母国・ドミニカ共和国ではわりと見慣れた光景らしく「僕の知り合いはほぼみんな自転車くらいなら修理できたよ。それに車を修理したりすることもあるしね」とブリトー。手際のよさに驚く記者を尻目に愛車にまたがり、家路についていた。

（長森謙介）

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