先日、２軍の練習中に懐かしい響きを耳にした。「ゲンさん」。黄金期に中継ぎの一人として存在感を発揮した清水昭信さんの愛称だ。でも今、スカウトの清水さんは高校野球の地方大会で忙しく、ナゴヤ球場にいるはずもない。誰なのか。

呼ばれた先にいたのはドラフト５位新人の垣越。小林広報が「そっくりでしょ。見た目はゲンさんを一回り大きくした感じ。中身も似ているんですよ」と教えてくれた。言われてみれば、話しぶりも歩き方も確かに似ている。

パチンコ機などのキャラクター「大工の源さん」に髪形が似ていたため、そう呼ばれるようになった初代ゲンさんはその天然ぶりでも周りに愛された。「（愛称には）もう慣れました」と苦笑いした２代目ゲンさん。要注目だ。

（高橋雅人）

• おすすめ記事『連勝は止まったけれど粘りに粘りました』